Children are messengers from the FutureTM

認知行動療法は、アメリカとヨーロッパにおける認知療法の新たな発展形です。ベック氏(下)とクラーク氏(下)の両医師が、2010年6月2日にボストンで開催されるWCBCT(世界行動療法認知療法会議)にて、認知療法の最新の応用方、認知モデルの神経生理学的な相関現象に関する最新の研究、認知療法と認知行動療法の最新の変容の実験による証拠について論議します。クラーク医師はIAPTの国家クリニカル・アドバイザーであり、イングランドにある154件のプライマリーケアトラストのうち、目下115件でIAPTのサービスを提供していると語っています。クラーク医師は、これによりウツ病患者が投薬に代わる真の療法を確実に施されるようになるのは必至であると述べています。しかしそれには一般医が本プログラムを認識していなくてはなりません。タイラー教授の考えでは、遺憾ながら一般医は、IAPTは普遍的な効力を持たないので抗ウツ薬の投与以外に選択肢がないと言うだろうとのことです。なぜ薬剤が推奨されているのでしょう。強引なマーケティングによってメンタルヘルスの問題解決に薬剤があまねく使用されるようになり、抗ウツ薬も有効だと思われる根拠は希薄であるのに、不安の治療用に販売されているのです。医学生が授業を受けても不完全なイメージが残ってしまいます。ロンドンはキングズカレッジの医学生アレックス・ロエルスさん曰く、大抵の医学生が抗ウツ薬がウツ病の最良の治療法だとみなしているということです。

T・ベック氏は認知療法の創始者の1人として国際的に名声を獲得しました。認知療法は、ウツ病、不安、薬物・アルコールの過剰摂取、人格異常、対人関係の問題といった精神病の治療に非常に効果的であると証明された、能動的で構造化された処方で、ウツ病に関するベック医師の先駆的な業績です(ベック氏はペンシルベニア大学精神科の精神医学の大学教授です)。

デイヴィッド・M・クラーク氏は、オックスフォード大学にて実験心理学を学び(修士号、博士号)、精神医学研究所にて臨床訓練を受けました(修士号)。クラーク氏の大学での最初の役職はオックスフォード大学の臨床心理学の講師であり、後に同大学にてウエルカムトラスト主任研究者、精神医学科教授に就任しました。また、クラーク氏はオックスフォード大学のカレッジのフェローも務めました。2000年以降、クラーク氏はロンドンはキングズカレッジの精神医学研究所にて心理学の教授として務めています。クラーク氏はモーズリー病院の不安障害・トラウマセンターの所長や、オウマの北アイルランドトラウマ・変容センターの(名誉)クリニカル・アドバイザー・研究顧問も務めています。

認知行動療法 [pdfファイル:121kb]

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